こんにちは。おにちゃんです。
出産レポ3回目の今回は緊急帝王切開から出産、産後の体についてをまとめていきたいと思います!
最後のレポになりますのでお付き合いいただけると嬉しいです。
出産レポ➀、➁はこちらから↓
帝王切開のため手術室へ
緊急帝王切開と伝えられてから、30分ほどしてようやく手術室へ。この時朝7時半ごろでした。
分娩室から手術室までは近いので歩いていきましょう、ということに。
その間も5分毎の強い陣痛の波が来ていたので、痛みと痛みの間に何とか手術室まで向かいましたが、数歩歩くのが本当にしんどかったです。。
手術室には複数人先生がいらっしゃいました。
台にのって裸になります。
ここでいよいよ麻酔投入!
しかし陣痛が来てしまい、2回ほど陣痛の波がおさまるのを待ってから投入となりました。
◆麻酔について◆
*帝王切開時の麻酔は局所麻酔で、腰から細いチューブを入れて胸から下の下半身を麻痺させる。
*麻酔自体の痛みは一瞬ズキンとくる程度。
*麻酔が効くのは数十秒でとても速かった。
*中には吐き気を伴う場合もあるが、筆者の場合は全くなし
*上半身がガクガク震えてしまう症状が出た
上記にまとめた通り、麻酔自体の痛みはそこまでありませんでした。
腰を丸めて力を抜きながら入れるのですが、体制上手ですね~!!と褒められたので、いかに力を入れないかが痛みを軽減させるコツかもしれません。
麻酔が効くのはあっという間!
麻酔投入直後にちょうど次の陣痛の波が始まってしまい「陣痛また来ちゃいました・・・」と半べそをかきながら伝えた直後、痛みがふっと消えたのです。
下半身がじんわりあったかく、両足に分厚いカバーをかぶせられた状態でに触られているような感覚でした。
(要は自分の足ではないみたいでした)
という感じで、上半身と下半身で痛みや冷たさの感覚の違いを確認し、麻酔が効いているかをチェックされました。
効果が確認できたところでいよいよ手術開始です!
赤ちゃん誕生!!!
お腹が切られている間は、切られているという感覚は一切なし。
またその間、顔の横で年配の女医さんが
「ここまでよく頑張ったね!ついに赤ちゃんに会えるよ!楽しみだねぇ」
と優しく話しかけてくださり、その言葉が本当に染みて涙が出そうになりました。
やっと今までの辛さを理解してもらえた!そんなほっとした気持ちがこみ上げました。
そしてお腹を引っ張られたり押されたりする感覚が少しあり、
「赤ちゃん出ますよ~~!」
と、ドラマ”コウノトリ”に出てくるあのお産の瞬間を迎え、一瞬にして我が子が誕生しました!!!!
「おぎゃーおぎゃー!!!!!」元気な産声が!
嬉しさと安堵と疲れが一気に押し寄せ、自分頑張った!!と少しウルっと来てしまいました。
そこからは先生方が素早く赤ちゃんの状態確認、おへその処置や身長体重をしてくださいました。
また携帯を預けていたので、「かわいいね~!!」と言いながら、先生が赤ちゃんの写真や動画を沢山撮ってくださいました。
その後、顔の横まで赤ちゃんを持ってきてくださり、初めてのふれあいタイム。
私はほぼ身動きが出来ない状態だったので、その間も先生方がサポート。
初乳もこの時少しだけ赤ちゃんの口元に付けてあげることが出来ました。
筆者は長らく力を入れすぎていたからか、あるいは麻酔の効果からか、全身の震えが止まらず少し不安にもなりましたが、よく出る症状なので問題ないですとのこと。
最後に服を着せられ、手術は終了。この時朝8時10分ごろ。
手術にかかった時間はトータル40分ほどでした。
体感時間はもっと短く、想像以上にあっという間に終わりました。
なぜ緊急帝王切開になったのか
手術中に改めて、先生に今回帝王切開になった理由を聞いてました。
◆緊急帝王切開に切り替えた理由◆
*赤ちゃんの心音が低下し、危険な状態だったため
*筆者の骨盤が狭く、頭が途中でつっかえていたため (その時に出来たこぶのようなものが赤ちゃんの頭にあったとのこと)
2960gで産まれてきたので特段大きな赤ちゃんではありませんでしたが、筆者が身長も低く(151センチ)、体も少し小柄だったのでなかなか下がってこれなかったようです。
ちなみに筆者の母も自分を帝王切開で産んでいたことを先生に伝えると、遺伝もあるかもねとのこと。
帝王切開術後の様子
この日は1日ベッド生活。動くことが出来ないのでおしっこは尿管から、食事はベッドの上で取る形です。
手術を終えて部屋に戻るとまずは検温と血圧。
やけにガクガク震えが止まらないと思っていたら、なんと38度熱が出ていました。
心電図、酸素マスクをつけ、足にはむくみ防止装置をつけ、さらには痛み止めの点滴も投与開始。
体中装置だらけでした。笑
この時はまだ下半身の感覚は全く戻らず、痛みも気持ち悪さも特になし。(3時間ほどで戻るとのこと)
無事に終わったことを両親とパパに報告し、そのまま少し休むことに。
その後、数時間後に目がさめた時から少しずつ感覚が戻ってきました。
ただ身体を動かさない限り、痛みはなし。
何度か先生が来てくださり、悪露や子宮の様子をチェック。
子宮に残っているしこりをゴリゴリ押されるのですが、それがとても痛く、、傷の痛みよりもその押された後のズキズキがひどかったです。
(マッサージをすることで回復を早めるとのこと)
またとにかく喉が渇いていたのでお水を頂くことに。
身体が動かせないので、ペットボトルにさすストローキャップがこの時大変役立ちました。
(ダイソーで事前に買っていました)
この日は本来、術後なので食事はとれない予定でしたが、緊急帝王切開で前日もほぼ食事が出来ていなかったこと、また朝一の手術だったことから夕飯から食べてOKとの指示が出ました。
他の人と同じ食事が出てくるので食べられる範囲で大丈夫とのこと。
(なんと天ぷらが出てきました・・・!急に食べるのが怖かったのと食欲もあまり戻っていなかったので少ししか食べられず。。笑)
またこの日は2度ほど、赤ちゃんを連れてきてくれて写真を撮ったり、寝ながら抱っこしたり触れ合う時間も取れました。
とにかく可愛くて、産後の疲れもありましたがとにかく一緒にいたい!という思いが強かったです。
こうして無事怒涛の出産を終えることが出来ました。
◆術後の様子まとめ◆
*38度の高熱が出る
*麻痺した下半身の感覚は3時間ほどで少しずつ戻る
*子宮のマッサージがとにかく痛い
*傷自体の痛みは、痛み止めの効果もあったのか動かさない限りあまりない
*夕食から食事開始
*赤ちゃんと触れ合う時間もあり
まとめ
破水から30時間、最終的に緊急帝王切開となり出産したレポートを3度にわたってまとめてきました。
赤ちゃんの心音低下と、骨盤の狭さから帝王切開の判断となりましたが、結果的に無事に産まれてきてくれて母子ともに健康で本当に良かったです。
このフルコースを記録に残せ!と言われている気がしたのでなるべく丁寧に文章としてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
お産には人それぞれ違うドラマがあり、全く同じお産を経験することはありません。
筆者の出産も一例ではありますが、これから出産を迎える人、また支える家族にとって少しでも有益な情報になっていれば幸いです。
今後は入院中の様子などもまたまとめていく予定ですので、もしよければ立ち寄ってみてくださいね。
長らく最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
~出産レポおわり~